Rakuten Mini

Rakuten Miniの「Band 1 問題」はどんなデメリットがあるのか?

Rakuten Miniの1円キャンペーンで「RAKUTEN UN-LIMIT」に申し込んでみたで書いた、「Rakuten UN-LIMITお申し込みでRakuten Mini本体代が1円」キャンペーンが行われているRakuten Miniですが、特定の周波数が利用できない問題が浮上しています。

これに対し、楽天モバイルは、2020年6月10日、11日にお客様へのお知らせで以下のように明らかにしました。

このたび、楽天モバイル株式会社が販売するオリジナルスマートフォン「Rakuten Mini」において、対応周波数帯の変更がございましたが、WEBサイトでの情報が正しく更新されておりませんでしたのでお知らせいたします。

楽天モバイル:(更新)オリジナルスマートフォン「Rakuten Mini」の対応周波数帯について

また、これに伴いRakuten Miniのスペック詳細には以下のように注釈が追記されています。

対応周波数に追記
対応周波数に追記
[ 製造番号(IMEI)351676110356716〜351676110680487 の製品] 上記に加えFDD-LTE Band 1 (2.1GHz)、WCDMA Band I (2.1GHz)に対応しておりますが、FDD-LTE Band 4 (1.7GHz)、WCDMA Band IV (1.7GHz)には対応しておりません。

楽天モバイル: 製品 > スマートフォン > Rakuten Mini > スペック詳細

つまり、製造番号によってFDD-LTE Band 1 (2.1GHz)、WCDMA Band I (2.1GHz)の周波数が使える端末と、Band 1が使えない代わりにBand 4(1.7GHz )とBand 5(850MHz)の周波数が使える端末がある、ということです。

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そもそも対応周波数とは?

スマートフォンは、電波を使って音声通話やデータ通信をしていますが、機種ごとに利用できる周波数帯が決まっています。

携帯電話キャリアのNTTドコモ、au、SoftBankは、国から利用できる電波の周波数帯を割り当てられていて、その周波数帯で通信ができるようにインフラを整備しています。

このため、携帯電話キャリアごと定められた周波数帯に対応したスマートフォンでなければデータ通信はできません。

バンドと定められた周波数帯は、以下のようになっています。

バンド周波数帯
Band12.0-2.1GHz
Band31.7-1.8GHz
Band8900MHz
Band111.5GHz
Band18/26800MHz
Band19800MHz
Band211.5GHz
Band28700MHz
Band412.5GHz
Band423.5GHz

Band1が使えないデメリット

この対応周波数が変わっても、楽天モバイルを使っているユーザーには実は影響がありません。

それは、楽天モバイルはBand 3(1.8GHz)を使っており、国内のローミングパートナーであるKDDI網はBand 18(800MHz)、Band 26(800MHz)であるため、影響を受けないため。

しかし、Rakuten Miniは、SIMフリースマホとしても販売されていますが、他社の格安SIMを提供するMVNOや海外では使えない可能性があります。

Rakuten Miniは、元々利用しているSIMがeSIMのため、利用できる格安SIMを提供するMVNOには制限があります。

しかし、格安SIMを提供するMVNOが回線を借りているdocomoは、Band 1をメインにして全国に通信網を確立していますし、auやSoftBankもBand 1のエリアがありますが、Band 1のエリアではRakuten Miniが利用できません。

また、国際ローミングの際にも、Band 1が利用できないことで、使えないケースがでてきそうです。

楽天モバイルだけに利用が限定されそう

つまり、Rakuten Miniは楽天モバイルだけに利用をするには問題ないが、それ以外の格安SIMを提供するMVNOや海外でも利用する事を考えると、問題が出る可能性がある、ということです。

Rakuten UN-LIMITお申し込みでRakuten Mini本体代が1円」キャンペーンで端末が安く買えるのはメリットですが、楽天モバイルを解約しても自由に端末を再活用できない可能性については注意が必要です。

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