「Bフレッツ マンションタイプ」と「イッツコム」の回線スピードを比較してみた

私は、関西に住んでいた時から「Bフレッツ マンションタイプ」を使っており、関東に引っ越した時もそのまま「Bフレッツ マンションタイプ」とプロバイダはBIGLOBEという組み合わせにしています。

ところが、川崎市にある今の所に入居して既に4年程になりますが、大家さんの方で「イッツコム」に全体契約をしているということで、「イッツコム」にすると割引が効いてかなり安くなるという連絡がありました。

既に変えられた部屋の方の、「かっとびワイド 30Mbps」でも「Bフレッツ マンションタイプ」よりも体感で早くなっていると言っている、という話にも後押しされて、「イッツコム」の回線と「Bフレッツ マンションタイプ」を比較検討してみました。

イッツコム VS Bフレッツ

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回線工事は20分程度で完了

今回は、お試しで使うための回線工事と1ヶ月分の回線利用料を無料にしてくれる、ということで「イッツコム」の回線を利用するにあたって、まず壁面についているTVを接続する同軸ケーブルを挿す穴の工事をしてもらいました。

テレビコンセント

こちらの工事は業者の方が来て20分程で完了。

テレビケーブル端子

機械は電話用のものとインターネット回線用の二つになりますので、同軸ケーブルも二本必要です。

イッツコム 電話の機械

電話の方も「イッツコム」の光電話に変更するとなると、電話番号も変わることになるのが不便なところです。

イッツコム 無線LANルーター

インターネットのルーターは、無線LANに標準で対応しており、裏にはイーサネットケーブルを挿せる穴も4つついています。

イッツコム 無線LANルーター 背面

スピードテストをしてみた

まずは、現在の 「Bフレッツ マンションタイプ」から。

計測に使ったのはこちらの「BNRスピードテスト」です。

スピードテスト フレッツ光 マンションタイプ+BIGLOBE

データ項目速度
1回目 NTTPC(WebARENA)19.69Mbps (2.46MB/sec)
2回目 NTTPC(WebARENA)26.71Mbps (3.34MB/sec)
推定転送速度26.71Mbps (3.34MB/sec)
データ項目速度他
データ転送速度20.35Mbps (2.54MB/sec)
アップロードデータ容量1000kB
アップロードに要した時間0.393秒

これで行くと、上りも下りも20Mbps程度です。

このあたりは計測の時間等にもよりますが、「Bフレッツ マンションタイプ」は、平均して下りは20Mbps程度、上りは10Mbps前後は出ている感じです。

スピードテスト イッツコム かっとびワイド 30Mbps

データ項目速度
1回目 NTTPC(WebARENA)10.59Mbps (1.32MB/sec)
2回目 NTTPC(WebARENA)21.69Mbps (2.71MB/sec)
推定転送速度21.69Mbps (2.71MB/sec)
データ項目速度他
データ転送速度1.49Mbps (186.36kB/sec)
アップロードデータ容量1000kB
アップロードに要した時間5.366秒

こちら、下りはムラがありますが20Mbps程度は出ています。ただ、上りは1.5Mbps程度と全くスピードが出ていません。

ちなみに、「イッツコム かっとびメガ160 160Mbps」の方もテストで使わせていただきましたが、下りは「かっとびワイド 30Mbps」よりも若干早い程度、上りはやはり10Mbpsもスピードは出なかったです。

「イッツコム」は、30Mbpsだと上りが遅すぎる、160Mbpsだと価格メリットが殆どない

今回、「イッツコム」を始めて使ってみましたが、動画を見たりするだけの「下りメイン」の家であれば確かに「かっとびワイド 30Mbps」で十分という感じです。

ただ、私は家からサーバにデータを結構バリバリ上げたり、写真や動画をストレージに上げたりを頻繁に行っという使い方をしていますので、結局、「イッツコム」の契約はしないことにしました。

イッツコム かっとびメガ160 160Mbps」を契約するという選択についても検討はしましたが、「Bフレッツ マンションタイプ」と料金的に月額で500円程度しか変わらないのに上りのスピードが落ちて、さらに電話番号も変わってしまう、という点で却下となりました。

営業の方や技術サポートの方、工事の方と対応してくれた「イッツコム」方全員の対応は、フットワークも良く大変親身になっていただき、非常に好感が持てるものでしたが、いかんせんスピードと価格メリットがない点で残念な結果となってしまいました。

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