「ahamo」の実態はサブブランド扱いなので契約には注意が必要

NTTドコモが20GBで2,980円となる新料金プラン「ahamo」を発表でご紹介をしたNTTドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」。

NTTドコモは新料金プランとなっていますが、内容的にはサブブランドと同じ位置付けと考えられてサービス設計がされているようで、契約にあたって特にNTTドコモのユーザーは注意すべき点があります。

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「ahamo」の実態はサブブランドと同じ

ahamo(アハモ)」は、20GBで2,980円でNTTドコモのサービスが受けられる新料金プランということで話題となっていますが、中身をよく見てみると手続きに携帯電話番号ポータビリティー(MNP)が必要という段階で、実態はサブブランド扱いというのがわかります。

そこで、「ahamo(アハモ)」を契約する前に注意をすべき点をまとめてみました。

契約申込からサポートまで全てがオンライン

ahamo(アハモ)」は、契約申込やサポートまですべて「オンライン」や「専用アプリ」 から行うとなっています。

ahamo(アハモ)」の新規契約手続きは自体、専用のWebサイトを通じてする形となりますし、本人確認も対面ではなくeKYCによるオンライン認証を活用することが想定されています。

操作やサービスについてのサポートは、Webサイトやチャットでの問合わせサポートとなっています。

そのため、ドコモショップやドコモインフォメーションセンターなどの電話でのサポートは受けられません。

スマートフォンを紛失した際や故障した場合などに、インターネットに接続できる機器がなかったりすると大変ですし、アカウントへのアクセスでができるID、パスワードを「ahamo(アハモ)」を使っているスマートフォンだけで管理するのはかなり危険ですね。

新料金プランだけど「MNP」が必要

ahamo(アハモ)」は新料金プランとなっていますが、事務手数料を見ると無料ではありますが、新規契約事務手数料、機種変更手数料、MNP転出手数料がかかると書いてあります。

事務手数料
無料:「新規契約事務手数料」、「機種変更手数料」、「MNP転出手数料」

NTTドコモ:新料金プラン「ahamo(アハモ)」を発表

つまり、「ahamo(アハモ)」はサブブランドではないと言いながら、実際には既存のNTTドコモの契約から「ahamo(アハモ)」に携帯電話番号ポータビリティー(MNP)で転出するということであり、そのための手続きが必要だということです。

「継続利用割引サービス」など各種割引の対象外に

NTTドコモの料金プランには、利用期間に応じて基本使用料が割引になる「継続利用割引サービス」があります。

また、主回線から三親等以内の家族・親族の家族間通話が24時間話し放題となる「ファミリー割引」や、対象プランを利用する家族が多いほど毎月の通信料が割引になる「みんなドコモ割」という割引サービスも用意されています。

ahamo(アハモ)」は、新料金プランと言いながらも上で述べたように、実質は携帯電話番号ポータビリティー(MNP)ですので、これらの割引は適用されなくなってしまいます。

そのため、NTTドコモを使っているユーザーの場合、家族や親族で複数端末を契約している事による割引がなくなって月額料金が上がったり、家族間の通話が多い場合には、通話料金が高くなってしまう可能性があります。

契約は「20歳以上」から

ahamo(アハモ)」の契約は、20歳以上の方に限定されています。

ただし、親権者が契約して20歳未満の方が利用者登録することは可能となっていますので、親が契約して子供が利用する、というのは問題ありません。

キャリアメールアドレスが提供されない

ahamo(アハモ)」では、〇〇〇〇@docomo.ne.jpという形でNTTドコモの回線に付帯していたキャリアメールアドレスが提供されません。

私自身はこのキャリアメールは使っていないので問題ありませんが、ガラケー時代から長年使っていた人などは、このメールアドレスを多くの人に知らせていて、変更が大変という方もおられると思います。

追加料金でアカウント発行ということもできないので、キャリアメールアドレスをメインで使っている人は、「ahamo(アハモ)」加入前にメールアドレスの移行を行っておく必要があります。

dアカウントとdポイントは引き継げる

NTTドコモのサービスであるdアカウントとdポイントは、所定の手続きを行う事で引き継ぎができ、1,000円の利用につき、dポイント10ポイントがたまります。

1,000円の利用につき、dポイント10ポイントがたまります。

NTTドコモ:新料金プラン「ahamo(アハモ)」を発表

dアカウントはNTTドコモのユーザーでなくても使える単なるポイントシステムなので、こういった対応なんでしょう。

メリットとデメリットを理解する事が重要

このように、「ahamo(アハモ)」は新料金プランといいながら実態はサブブランドへの携帯電話番号ポータビリティー(MNP)への転出であらうため、NTTドコモのユーザーは、料金が安くなる代わりに今まで受けられたサービスの大半がなくなってしまいます。

新規や携帯電話番号ポータビリティー(MNP)で他社から移行する場合にはメリットがある人が多いとは思いますが、NTTドコモのユーザーは既存サービスが受けられなくなるデメリットを検討してから移行する事が重要です。

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