新型コロナウイルス感染症の蔓延による緊急事態宣言の発令以降、インターネットのトラフィックは、影響が出る前と比較するとNTT東日本によると56%も増加をしていました。
今使っているのはNTT東日本のフレッツ 光ですが、実際に家でのインターネット接続についても最近は時々重く感じる時があります。
これについては、「終端装置の輻輳」が影響している可能性がありますので、接続方式をPPPoE方式からIPoE方式に変更してみたら、速度が3倍以上になりました。
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回線とプロバイダ
現状の回線とプロバイダは以下の通り。
- 回線:フレッツ 光ネクスト マンション・ギガラインタイプ ミニ 光配線方式
- プロバイダ:BIGLOBE 「ひかり」コース
- Wi-Fiルーター:NEC Aterm WG1200HP2 2.4Ghzでの接続
- Wi-Fiアダプター:WLI-UC-G301N 11n/g/b同時使用対応
ちなみに、Wi-FiルーターからWi-Fiアダプター経由での接続ですので、計測にあたってはいくつかのボトルネックがあります。
NEC Aterm WG1200HP2は、2.4Ghzと5GHzでの接続ができますが、Wi-Fiルーターを置いている部屋から計測をした部屋まで壁が二つあり、減衰が起こっていて計測をしたWindowsマシンでは2.4Ghzでしか接続ができていません。
そのため、Wi-FiルーターにLANケーブルで直結した計測したら100Mbps近い値が出ていますので、そのデータも最後に掲載しています。
2020年4月30日14時段階
2020年4月30日14時段階で、Googleのインターネットの速度をテストするで計測をしたのが以下の値。
データ項目 | 速度 |
---|---|
下り | 7.46Mbps |
上り | 27.9Mbps |
インターネットの速度をテストするでは「標準」となっていますが、以前は下りで26.71Mbps程度出ていましたので、かなり遅い。
そこで、接続方式をPPPoE方式からIPoE方式に変更してみました。
BIGLOBE IPv6接続サービスに申込み
今回接続方式をPPPoE方式からIPoE方式に変更するにあたって申込みをしたのは、BIGLOBEのIPv6接続サービス。
私のところでは、かなり昔から光回線を使っているので、フレッツ光とBIGLOBEのプロバイダ契約がセットになったビッグローブ光とは異なりますが、新規や乗り換えならこちらの方がお得です。
IPv6接続サービスのページにある、各IPv6サービスにある「IPv6オプション」をクリックすると、現在の接続状況が確認できます。
確かに現状はPPPoE方式であるIPv4での接続になっています。
そこで、IPv6接続サービスのページから、「IPv6オプションを申し込む」をクリック。
BIGLOBE IDでログイン
BIGLOBE IDとパスワードを入れて「ログイン」ボタンをクリック。
お客様IDとアクセスキーを入力
お客様IDとアクセスキーを入力して「確認画面へ」ボタンをクリック。
申込み内容確認
申し込み内容の確認をして「お申込みを確認」ボタンをクリック。
申込み完了
これで申込みは完了。
40分程度で設定は完了
40分程度でBIGLOBEからメールが届き、設定が完了しました。
「BIGLOBE IPv6情報へ」ボタンをクリックすると、確かにIPv6に代わっています。
下りの速度が3倍に
接続方式をIPoE方式に変更してからのスピードテストの結果は以下の通り。
データ項目 | 速度 |
---|---|
下り | 23.5Mbps |
上り | 32.1Mbps |
下りも以前の速度に近いものが出ています。
ちなみにNEC Aterm WG1200HP2にLANケーブル直結して計測したら常時100MBps近い速度が出ています。
データ項目 | 速度 |
---|---|
下り | 92.5Mbps |
上り | 91.5Mbps |
何度か時間を変えてスピードテストをしてみましたが、安定して速度は出ているのでIPv6に変更した効果はあったようです。