Rakuten Miniの1円キャンペーンで「RAKUTEN UN-LIMIT」に申し込んでみたで書いたように、「Rakuten UN-LIMITお申し込みでRakuten Mini本体代が1円」キャンペーンが行われています。
楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」は、楽天モバイルエリアであれば、日本全国どこでもデータ容量が使い放題で、パートナー回線エリアではデータ容量が5GBまで利用でき、超過後は最大1Mbpsで使い放題となっています。
また、月額2,980円(税別)が1年間は無料で利用でき、Webサイトからの申込者なら手数料3,000円(税別)をポイントで還元するキャンペーンも実施しています。
これに対し、他社も何もせず手をこまねいている訳ではなく、次々と対抗策を打ち出しています。
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UQモバイルが月額2,980円にプランを開始
UQモバイルが月2980円で10GB利用できる「スマホプランR」を開始でお伝えしたように、格安SIMを提供するMVNOでKDDIのサブブランドであるUQモバイルを提供するUQコミュニケーションズは2020年5月25日に新料金プラン「スマホプランR」を発表しました。
「スマホプランR」は、楽天モバイルと同じ月額2,980円(税別)で、月額で利用できるデータ容量こそ10GBとなっていますが、UQモバイルはau基地局(ネットワーク)を使用しているため、auの4G LTEのサービスエリアと同じ全国で利用ができます。
また、10GBの超過後や高速通信をオフにした際でも、楽天モバイルと同じ最大1Mbpsの速度で利用ができます。
ワイモバイルがスマホ向け料金プランを改定
また、ワイモバイルがスマホ向け料金プラン「スマホベーシックプランM/R」を7月1日に改定でお伝えしたように、SoftBankのサブブランドであるワイモバイルは、スマホ向け料金プラン「スマホベーシックプランM/R」を2020年7月1日に改定する事を発表しました。
こちらも、スマホベーシック プランMだと加入翌月から7カ月目までは、月額2,480円(税別)データ通信容量が10GB、ワイモバイルはSoftBank基地局(ネットワーク)を使用しているため、SoftBankの4G LTEのサービスエリアと同じ全国で利用ができます。
10GBの超過後や高速通信をオフにした際でも、楽天モバイルと同じ最大1Mbpsの速度で利用ができます。
楽天モバイルの弱点
このように楽天モバイルに対して、大手携帯電話会社はサブブランドで対抗しています。
ここでの一つ目のポイントは、楽天モバイルのサービスエリアの狭さです。
楽天モバイルがRakuten UN-LIMITの人口カバー率70%を2021年3月までに達成目標として掲げるで書いたように、2021年3月時点での人口カバー率の目標は70%となっていますが、現時点ではまだまだ利用できるエリアは限られています。
一方、UQモバイルはau基地局(ネットワーク)、ワイモバイルはSoftBank基地局(ネットワーク)を使っているので、サービスエリアは現時点でも全国で利用ができます。
また二つ目のポイントとして、楽天モバイルを利用するには、「楽天モバイル対応」とされた端末の購入が必要な点があります。
楽天回線対応製品がWebサイトには掲載されているものの、日本で利用者が多いiPhoneは含まれておらず、利用する際には自己責任になってしまっています。
このため、「Rakuten UN-LIMITお申し込みでRakuten Mini本体代が1円」キャンペーンのように端末とセットで安く購入できない限り、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」は2台目でモバイルルータ的に使うのが良いで書いたように、1台目の端末として購入するにはやはりハードルが高い。
今後、ユーザーが楽天モバイルを利用し続けるかどうは、無料期間が終わった後に、どこまでサービスエリアが拡がっていて、またSIMフリーの端末にどれだけ対応できるかがカギとなりそうです。