2015年4月23日にMMD研究所が発表した「2015年4月格安スマホ通信速度調査」。
このレポートでは、NTTドコモの回線を使っているOCN モバイル ONE、IIJ mio、b-mobile、BIGLOBE LTE・3G、楽天モバイル、NifMo、ぷららモバルLTEと、auの回線を使っているmineo、UQ mobile、それとキャリア自体の回線スピードを調査しています。
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キャリアと格安SIM各社を比較
調査期間・方法は、以下の通り。
2015年4月9日、10日、13日~15日の平日5日間に東京・恵比寿の当研究所事務所内にて、10時~11時、12時~13時、17時~18時の3つの時間帯でMVNO10社とdocomo・au・SoftBankの計13社にて、通信速度テストを行いました。計測は「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを利用し、平日5日間、朝・昼・夕の時間帯で各5回計測し、最大・最少の値を除く3回の平均値を記録しました。
お昼の下りが厳しい
詳細な調査内容については、無料のユーザー登録をして各自PDFをダウンロードしていただければと思いますが、12時~13時のお昼時に格安SIMは弱いことがよくわかります。
また、ぷららモバイルLTEが途中から3Gしか入らなかったとはいえ、朝の時間帯でもスピードが出ていないのが厳しいですね。
NTTドコモの回線を使っている中では、IIJ mioが1日平均7.1Mbps、b-mobileが1日平均7.0Mbpsとかなりのスピードが出ており、その次に楽天モバイルの1日平均6.4Mbpsが続きます。
auの回線を使っているmineoは、お昼の時間帯だけはダメですが、朝は10Mbps、夕方にも9.3Mbpsとかなりの速度が出ていますし、UQ mobileは1日平均9.8Mbpsと安定した速度が出ています。
私が使っているOCN モバイル ONEは、朝は8.8Mbpsとスピードが出ていますが、1日平均4.4MbpsとNTTドコモ回線の中で5番目とちょっと微妙。
これは、ユーザー数による影響かもしれませんが、もう少しスピードが欲しいのは確かです。
ケータイウォッチ:格安SIMの利用者シェアトップは「OCN モバイル ONE」、利用者の満足度評価1位は「IIJmio」
調査対象を格安SIMの利用者に絞って実施したアンケートにおける「利用しているサービス」の回答から算出した利用者シェアの1位は「OCN モバイル ONE」で、全体の2割を占める結果となった。
この数値については、測定場所と今後のユーザー数、施設の増強具合にもよると思われますが、一日中スピードが落ちないUQ mobileと、お昼でもある程度のスピードが出るb-mobileについてはちょっと心が惹かれますね。